大阪写真月間2009搬入
2009-05-28


禺画像]

 昨日27日、大阪写真月間2009の搬入をしてきました。
 今回は壁面の下見をしていなかったので、作品を10点用意して、3×3、4×2、5×2の三つのパターンを用意して行きました。
 現地あわせで、お隣の出品者の好意にも甘え、5×2で10枚全部をかけさせて頂きました。ああ、チンケな欲が出ます。8枚でもいいと思っていたのにね。

 プレビューをギャラリに置いてあります。
[URL]

 今年はモノクロが少ないなぁと言う印象があります。他会場…と言ってもキヤノンギャラリーですが…にしても、そんな印象がありました。全体を見てみなくてはそれが確かなものかはわかりませんが。
 私は、このように大きな共同展と個展では、参加する意味は些か違うように思えます。個展は個人の表現の場であり、それ以上でもそれ以下でもないように思いますが(あくまでも自分の経験から思うだけです)、大規模なイベントは自分たちが活動する世界、写真の世界をしっかりと構築し社会の中で活動する空間を確保するという大切な意味があるように思います。自分が立脚する土台のためにとでも言うべきでしょうか。社会の認識と理解無しには、写真活動は継続しては行かれません。そのためにも、こんな大規模なイベントには大いに期待するところがあります。

 相当の大御所ならともかく、僕レベルではいくら個展を繰り返したところで、さして、社会に働きかける事などできない、むしろ「居ないも同然」です。しかし大きなイベントは全く違います。社会に対しても多くの影響を与え、認知させることができます。
 個々人としても、多くの事を学べる場です。知人もでき、横のつながりもできます。とても大切なイベントだと思うのですね。

 写真行為は孤独な作業です。しかし、その孤独な作業を孤独に続けて行くためにも、大きなイベントに参加する意味はあろうかと思います。何もかも独力で個人的な作業をして作家活動を続けると同時に、そうするための社会的な「居場所」確保のためにも、こういう時には連帯するという柔軟な気概が欲しいなぁと思います。
 とかく写真家はカリスマを作り上げてそのもとに群れるという事が多いように思います。まぁそれも良いでしょう、しかし孤高を守りながら、必要な時にはしっかりと連帯できる写真家の方が、僕は素晴らしいなと思いますね。
[写真展]
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